温泉×遊園地が爆誕！クラウドファンディングで別府市が描いた新未来

温泉×遊園地!? 夢のようなコラボの誕生!!

突然ですが、みなさんは温泉好きですか？僕も温泉は大好きです。あの湯気に包まれた空間、体の芯まで温まる感覚…まさに天国ですよね。でも、そんな温泉がもし遊園地と合体したら、どんなことが起こると思いますか？

そんな常識外れのアイデアを実現してしまったのが、大分県別府市の「湯～園地」プロジェクト。最初は冗談半分で始まったこの企画、YouTubeの動画が100万回再生されたら本当にやるという市長の「公約」が発端でした。

結果は…予想をはるかに超えるスピードで100万回再生を達成！まさに「やってしまった」瞬間です。こうして、温泉と遊園地が融合した”湯～園地”というユニークな場所が誕生することになりました。

僕も実際にこのプロジェクトを見て、「こんなに無茶なことを本当にやるなんて！」と驚きましたが、それ以上に「これを実現できるなんて、別府市ってすごい！」と感動しました。クラウドファンディングという形で資金を集めている点も、新しい試みでワクワクしますよね。今回は、そんな湯～園地プロジェクトについて詳しくご紹介します！

プロジェクトの紹介

プロジェクトの概要

プロジェクト名：どうせやるならやりすぎたい！温泉×遊園地＝前代未聞の”湯～園地”を別府に実現！！
プロジェクトページ：CAMPFIRE
主催者：別府市（市長長野恭紘）
開催期間：2017年2月10日〜2017年4月10日（60日間）
目標金額：1,000万円
達成額：33,966,585円
達成率：339%
支援者数：3,638人
平均支援額：9,336円/人

プロジェクトが生まれた背景

別府市といえば、日本でも有数の温泉地として有名ですが、その温泉文化をさらに盛り上げるため、ある大胆な企画が持ち上がりました。それが「湯～園地」計画です。元々、この計画は冗談半分で始まったものでしたが、市長のYouTube動画での発言が一気に拡散され、なんと3日で100万回再生を達成。ここから本気で計画が進行することになりました。

別府市の温泉の魅力を全国、そして世界に広めるために、この「湯～園地」が一つのシンボルになると考えられたのです。市長は「やってしまった」という気持ちを抱えつつも、プロジェクトに向けた熱意は誰にも負けないものがありました。

どんなプロジェクトなの？

このプロジェクトの肝は、何と言っても「温泉」と「遊園地」という、一見するとミスマッチな組み合わせ。ラクテンチという別府市に長年愛されてきた遊園地の中に、温泉プールや温泉ジェットコースター、さらには温泉スライダーなど、温泉を使ったアトラクションが続々と登場する予定です。

温泉に入りながら絶叫マシンを楽しむなんて、世界中探してもここでしか体験できません！さらに、温泉を使った様々なユニークな企画も盛りだくさん。別府市の温泉文化を体感しながら、家族連れや友達同士で一日中楽しめる「湯～園地」は、まさに温泉好きにとっての夢の国です。

主催者の想いや課題

別府市長長野恭紘さんは、プロジェクト発表時から「やってしまった感」でいっぱいだったそうです。しかし、これをやるからには徹底的にやりたい！という強い思いが、プロジェクトチームを支えました。

「どうやって人々を楽しませるか？」この問いに真摯に向き合いながら、温泉文化の新しい形を模索しました。実現に向けた課題は山積みで、特に安全面や運営コストなど、多くの問題がありましたが、「できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考える」姿勢が、このプロジェクトを成功に導いたのです。

支援者やメディアからの反応

プロジェクトが公表されると、瞬く間にメディアでも取り上げられ、多くの支援者が集まりました。「温泉×遊園地」という斬新なアイデアに多くの人々が興味を持ち、全国から応援の声が集まりました。

また、SNSでも「これは面白い！」というコメントが溢れ、支援がどんどん増えていきました。「湯～園地」に参加したいという声も多く、結果的に目標金額の339%という驚異的な達成率を記録しました。

SNSでの話題性

SNSでは、プロジェクトの進行状況や市長のコメントが次々にシェアされ、特にTwitterでは「#湯～園地」がトレンド入りするなど、大きな話題となりました。支援者たちの熱意ある投稿や、メディアの注目が一気に集まり、「湯～園地」の名前は全国的に知られることになりました。

リターンの紹介

このリターンが面白い！

「湯～園地」のリターンは、どれもユニークなものばかりです。特に目を引いたのは、「名湯市民権」や「湯～園地貸し切り権」など、まさに「やりすぎ」な内容。これらのリターンは、別府市の温泉文化を心ゆくまで楽しんでもらうための特別な体験が詰まっています。

リターンの種類と収益表

No.	リターン名	内容	金額	支援者数	予想売上
1	Thank湯～支援	お礼のメール、メモリアル動画のエンドクレジット掲載	3,000円	80人	240,000円
2	湯～name掲載しません	匿名支援、御礼のメールのみ	3,000円〜	20人	60,000円
3	蒸しべっぴょん	香り付蒸しべっぴょん、メモリアル動画のエンドクレジット	5,000円	159人	795,000円
4	濡れても安心♡湯～グッズ	限定デザインサンダル＆防滴スマホケース	7,000円	30人	210,000円
5	入園券＜7/29＞	タオル型入園券、エンドクレジット	8,000円	1,281人	10,248,000円
6	入園券＜7/30＞	タオル型入園券、エンドクレジット	8,000円	1,112人	8,896,000円
7	入園券＜7/31＞	タオル型入園券、エンドクレジット	8,000円	844人	6,752,000円
8	キッズセット＜7/29＞	タオル型入園券＜キッズセットver＞	14,000円	0人	0円
9	キッズセット＜7/30＞	タオル型入園券＜キッズセットver＞	14,000円	8人	112,000円
10	キッズセット＜7/31＞	タオル型入園券＜キッズセットver＞	14,000円	2人	28,000円
11	ファミリーセット＜7/29＞	タオル型入園券＜ファミリーセットver＞	20,000円	23人	460,000円
12	ファミリーセット＜7/30＞	タオル型入園券＜ファミリーセットver＞	20,000円	36人	720,000円
13	ファミリーセット＜7/31＞	タオル型入園券＜ファミリーセットver＞	20,000円	15人	300,000円
14	コンシェル湯＜7/29＞	特別入園口からのご案内、コンシェルジュによるサポート	20,000円	10人	200,000円
15	コンシェル湯＜7/30＞	特別入園口からのご案内、コンシェルジュによるサポート	20,000円	9人	180,000円
16	コンシェル湯＜7/31＞	特別入園口からのご案内、コンシェルジュによるサポート	20,000円	3人	60,000円
17	名湯市民権	別府市営温泉1年間入り放題、エンドクレジット掲載、サシ飲み権利	300,000円	4人	1,200,000円
18	湯～が一番！＜7/29＞	一番風呂の権利、エンドクレジット、サシ飲み権利	500,000円	0人	0円
19	湯～が一番！＜7/30＞	一番風呂の権利、エンドクレジット、サシ飲み権利	500,000円	0人	0円
20	湯～が一番！＜7/31＞	一番風呂の権利、エンドクレジット、サシ飲み権利	500,000円	0人	0円
21	打ち上げ温泉権（花火です）	花火打ち上げ権、提供名発表、特別観覧席、サシ飲み権利	1,000,000円	2人	2,000,000円
22	どこでも別府温泉	別府温泉を自宅にお届け、エンドクレジット	1,500,000円	0人	0円
23	only湯～園地	湯～園地貸し切り権、エンドクレジット	100,000,000円	0人	0円
24	コンシェル湯＜7/29＞	特別入園口からのご案内、コンシェルジュによるサポート	20,000円	10人	200,000円
予想売上合計金額					31,461,000円

プロジェクトを徹底分析

なぜこのプロジェクトが注目されたのか？

「湯～園地」が注目された理由は、何と言ってもその突飛な発想と、別府市の温泉文化に対する強い情熱です。誰もが一度は考えたことがある「夢の遊園地」を本当に作ってしまうという大胆さが、多くの人々の心を捉えました。

成功を支えた5つのポイント

大胆なコンセプト：温泉と遊園地の融合という、他に類を見ない発想が注目を集めました。
市長の公約：YouTubeでの公約が、プロジェクトの信頼性を高めました。
SNS戦略：Twitterなどでの積極的な発信が、プロジェクトの認知度を一気に拡大させました。
地域の協力：別府市全体がプロジェクトを支える形で、一丸となって成功を目指しました。
ユニークなリターン：支援者に魅力的なリターンを提供し、多くの支援を集めることに成功しました。

他のプロジェクトと何が違ったのか？

多くのクラウドファンディングプロジェクトが存在する中で、「湯～園地」が際立っていたのは、その突拍子もないアイデアと、地域全体の協力体制です。単なるアイデアだけでなく、地域全体が一丸となり、本気で実現に向けて取り組んだことが、多くの人々の心を動かしました。

実はここのマーケティングがすごい！

マーケティング面でも、別府市は一歩先を行っています。市長自らがSNSを駆使し、プロジェクトの進捗や裏話を発信することで、常に注目を集め続けました。また、YouTubeでの公約動画も、プロジェクトの信頼性と話題性を一気に高めることに成功しました。

このプロジェクトの難しい部分と課題

プロジェクトの難しい部分は、何と言っても「安全性」と「運営コスト」です。温泉を利用したアトラクションには特別な配慮が必要で、通常の遊園地とは違った安全対策が求められました。また、運営コストも莫大なものとなり、クラウドファンディングでの資金集めだけでなく、地域の支援やスポンサーシップも重要な要素となりました。